音が体に与える影響とは

音の中には人間の耳には聞こえない音もあります。

「超音波」や「超低周波音」と呼ばれる音です。

一般的に人間が聞き取れる音（可聴音）は

20〜20,000ヘルツと言われており

それ以上の高音が「超音波」となります。

イルカやクジラ、コウモリやフクロウなどは

超音波を発することで方向や距離を把握したり

仲間とのコミュニケーションをとっているのは

よく知られています。

そして、人間の耳に聞こえないほどの

低い音を「超低周波音」と言います。

前述で、不快な音として工事現場の騒音を

例に挙げましたが

聞こえないけど存在する超低周波音も

無意識に聞き続けることで、

頭痛や不眠症、また疲れやすくなったりと

様々な健康上の問題を訴える例もたくさんあります。

発生原因は　ボイラーや機械音、

乱気流や火山活動など自然現象によって

生じるとされています。

このように音のない世界はこの世には存在せず

人工的に音のない環境を作ったとしても

音は存在し続けます。

例えば体内から発生する「心音」。

心臓の拍動に常に意識を向けて

生活する方は少ないでしょうが

自分の内側に意識を向け集中していけば

拍動は必ず聞こえてくるはずです。

つまり音というものは

聞こえていても聞こえていなくても身の回りに存在し

そして自分の内側からも音が発生し続けています。

さらに、人体に何かしらの影響を知らず知らずに

与えているのも音なのです。

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