古代の錬金術における七金属元素の象徴と意義

更新日:2023-12-21

シンギングボウル

古代の錬金術と占星術では、特定の金属が特定の天体と深く結びついていると考えられており、これらの金属はそれぞれ独特の象徴的意味を持っていました。以下では、これらの古代の七金属元素とそれぞれの象徴する天体について詳しく見ていきます。

1.金 (Gold) - 太陽 (Sun):

  • 金は太陽を象徴し、純粋さ、精神的な光輝き、高貴さを意味していました。錬金術においては、他の金属を金に変えることが究極の目標とされ、太陽のような完全性や不朽を求める象徴でした。

2.銀 (Silver) - 月 (Moon):

  • 銀は月に関連付けられ、変化、成長、直感、反射の特性を象徴していました。月の夜の光としての性質を反映し、内面世界と夢の象徴とされていました。

3.銅 (Copper) - 金星 (Venus):

  • 銅は金星と結びつけられ、愛、美、芸術、調和の象徴でした。女性性と関連づけられ、生命の創造と育成の力を表していました。

4.鉄 (Iron) - 火星 (Mars):

  • 鉄は火星と関連づけられ、強さ、勇気、戦いの象徴でした。鉄は古代の武器や工具の主要な材料であり、火星の戦闘的な特性を体現していました。

5.錫 (Tin) - 木星 (Jupiter):

  • 錫は木星と結びつけられ、繁栄、拡張、法と秩序の象徴でした。木星は王と高い権威の象徴であり、錫はその高貴な特性を反映していました。

6.水銀 (Mercury) - 水星 (Mercury):

  • 水銀は水星と結びつき、コミュニケーション、知性、機敏さを象徴していました。液体でありながら金属であるこの物質は、変化しやすい水星の特性を表していました。

7.鉛 (Lead) - 土星 (Saturn):

  • 鉛は土星と関連付けられ、重さ、制限、時間の経過、変化の遅さを象徴していました。錬金術では、鉛を精錬して高貴な金属に変える過程は、霊的な成長と内面の変化を象徴していました。


これらの金属は、自然界の原則と人間の心理的、霊的な側面との関連性を表しており、錬金術師たちはこれらの関連性を通じて宇宙の理を理解しようと試みていました。古代の七金属元素は、今日においてもその神秘的な魅力と象徴的意義で、多くの人々を魅了し続けています。

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