2023.1.2
シンギングボウルチベット仏教(ラマ教)は
インドから移入してきた「仏教」と
古来からチベットに存在していた
「ボン教」という土着宗教が融合し
他の仏教とは若干異なる独自の形となったもので
7世紀頃誕生しました。
ボン教の特徴は
「自然神とシャーマニズム」です。
チベットで仏教が広がる過程において
ボン教が行っていた「儀式」を取り入れるようになり
ボン教との相互理解や折り合いをつけていったそうです。
そして、儀式や瞑想には「音」を集中的に使用しました。
その「音」の一つはシンギングボウルなのですが
私達が想像するシンギングボウルの使い方とは違い
奉献のための「生贄の皿」として使われていたのです。
奉献のために提供される“贈り物”は
生贄の皿も含め
あらゆる点で調和しなければならず
純粋な「音」である必要があります。
シャーマン達における「音」とは
神や自然とのコミュニケーションのために必要なもの。
だからこそ「音」は純粋かつ調和されて
いなければならないのです。
シャーマン達は7種類の金属を使い
シンギングボウルを作ります。
それがセブンメタルと言われるものです。
それぞれの金属が各惑星に対応しているとされており
シンギングボウルは太陽系そのものとも考えられます。
そしてシンギングボウルから生まれる『倍音』は
神秘的で無限の広がりを感じ
まさに宇宙と融合し調和された「音」。
それは純粋無垢で神と繋がる神聖な「音」となったのです。
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龍音シンギングボウル瞑想チャンネル
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