
2026.3.10
日々の出来事
今日で、あの日から15年。
2011年3月11日 東日本大震災。
私はその日、被災し、
両足を骨折しました。
それまでの私は、
20年以上会社員として働きながら、
どこかで
「このままでいいのだろうか」
と思い続けていました。
大きな不満があったわけではありません。
でも、本当にやりたいことをして
生きているのかと言われたら、
胸を張って「はい」と言える人生では
ありませんでした。
そんな日常が、
あの日、一瞬で止まりました。
骨折により、歩くことができなくなり、
2ヶ月の入院生活。
ベッドの上で、
ただ天井を見つめる時間が続きました。
その時、
これまでの人生で初めて、
自分の人生を真正面から考えました。
もし、このまま人生が終わるとしたら。
私は本当に、
「やりたいことをやった」と言えるのだろうか。
そのとき、ある強烈なビジョンを見ました。
それは、
後悔を抱えたまま人生を終える自分の姿。
その瞬間、はっきりと思いました。
「このままの人生は嫌だ。」
そして、心の奥からひとつの感覚が
湧き上がってきました。
「オトの時代が来る。」
なぜそう思ったのか、
当時は説明できませんでした。
でも、不思議と確信がありました。
音には、まだ人が知らない力がある。
音は、人を整え、
意識を変え、
人生の流れさえ変える可能性がある。
その可能性に、人生を賭けてみよう。
そう決めました。
退院後、私はそれまでの
人生の流れを大きく変え、
音の世界へ進みました。
試行錯誤の連続でした。
音を探究し、
響きを研究し、
空間と人の関係を観察し続けました。
そして、長い時間をかけて辿り着いたのが
「龍音シンギングボウル®」
というひとつの音の体系でした。
音は、ただ聞くものではありません。
音は、
空間に響き、
身体に共鳴し、
意識に作用する。
音・空間・意識。
この三つの共鳴によって
人と場を調和させる音の体系。
それが、龍音シンギングボウルです。
あの日から15年。
私は今も、
音の可能性を探究し続けています。
この道が正しかったのか。
社会の役に立ったのか。
正直、まだわかりません。
でも、ひとつだけ確かなことがあります。
あの日、病院のベッドの上で
人生を変える決断をした。
そしてその決断が、
今の人生につながっている。
人生は、
ある日突然変わることがあります。
でも本当は、
人生が変わるのは「決めた瞬間」からです。
2011年3月11日。
私にとって、本当の意味で
人生が始まった日だったのです。

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