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雨の降る日に、教えられること
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雨の降る日に、教えられること

雨の降る日、空は灰色に覆われ、

少し暗い気持ちになることがあります。


雨音が窓を叩くたびに、

外に出るのが億劫になったり、


計画していたことを

変更しなければならなかったりと、


雨の日は何かと

不便だと感じる人も多いでしょう。


でも、雨の日には雨の日ならではの

「特別な瞬間」が存在します。


それを見つけることができたら、

雨の日は少し違った視点で

楽しめるようになるのです。



雨の日の「静けさ」


雨の日は、外の雑音が和らぎ、

世界が少し静かになる気がします。


人々が急ぎ足で行き交う街も、

雨の日には普段より

ゆっくりとしたペースになります。


この静けさの中で聞こえる雨の音は、

自然が奏でる特別な音楽のようです。


リズムもテンポも一定ではありませんが、

そのランダムな響きが心を

落ち着けてくれることがあります。


私はある雨の日、いつも

忙しなく通り過ぎていた公園に

立ち寄ったことがあります。


しっとりと濡れた葉っぱから

滴り落ちる水滴、

地面に吸い込まれていく雨粒、

そしてかすかに漂う土の香り。


それらが私に

「自然の美しさ」を静かに

語りかけてきました。


普段見過ごしてしまうような光景が、

雨の日には新鮮に感じられるのです。



雨が教えてくれる感謝の気持ち


雨は不便なだけでなく、

大地に命を与えるものです。


農作物が育ち、川や湖が

潤うのも雨のおかげです。


しかし、現代の生活の中では、

雨の重要性を忘れがちです。


私たちはいつでも

水道をひねれば水が出てくる

便利な生活を送っていますが、


その水の源は雨であることを

忘れてはいけません。


私は幼い頃、祖父母の家で

過ごした田舎の生活を思い出します。


田んぼに降る雨を見つめながら、

父が言った言葉が

今でも心に残っています。


「この雨がなかったら、

私たちはご飯も食べられないんだよ。

雨が降る日は、ありがたい日なんだ。」


当時はその言葉の

深い意味を理解できなかった私も、

大人になるにつれてその重要性を

実感するようになりました。


雨の日に感謝の気持ちを

持つことができれば、

日々の生活がもっと豊かになるでしょう。



雨の日だからこその時間


雨の日は家にこもることが多くなり、

自分と向き合う時間が増えることもあります。


お気に入りの本を読み返したり、

普段後回しにしていた考え事をしたりするのに、

雨の日はぴったりです。


忙しい日常から少し離れ、

立ち止まって考える時間をくれるのが

雨の日の素晴らしいところです。


ある友人は、雨の日を

「心のリセットの日」と

呼んでいました。


雨音に耳を傾けながら、

自分の中にあるもやもやした感情を

少しずつ手放していくのだそうです。


その話を聞いてから、

私も雨の日に「心を洗う時間」を

意識して作るようになりました。



雨が降るから虹が生まれる


雨の日が続くと、

「いつになったら晴れるのだろう」

と思うことがあります。


しかし、雨が降り続けた後に

見る青空の美しさや、雨上がりに

現れる虹の鮮やかさを考えると、

雨の日の存在がさらに意味深いものに

感じられるはずです。


人生にも雨の日のような時期があります。


思い通りにいかず、

つらい気持ちになる時期が

あるかもしれません。


でも、それもまた次の晴れ間を

より鮮やかに感じるための

準備期間なのかもしれません。


雨があるからこそ虹が生まれるように、

私たちの心にも「雨の日」が必要なのです。


雨の降る日には、

日常の中に埋もれた小さな幸せを

見つける時間が隠れています。


その特別な時間を楽しむことができたら、

雨の日も晴れの日と同じくらい

愛おしいものになるでしょう。


日々の中に

見落としているものが

たくさんあります。


毎日に感謝です。

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