古代信仰の中心地 三輪山と大神神社

更新日:2023-05-05

神社仏閣

三輪山は古代信仰の中心地

三輪山は、奈良県桜井市にある標高467.1メートルの山で、古代日本の歴史や神話に深く関わっています。三輪山は、日本神話の中でも特別な地位を持っていおり、古代からの信仰の中心でした。三輪山は、その美しい自然にも恵まれており、四季折々の風景が楽しめます。春には桜が咲き誇り、夏には新緑が美しい景観を作り出します。秋には紅葉が山々を彩り、冬には雪景色が幻想的な雰囲気を演出します。三輪山は、その歴史的な背景や神秘的なパワー、美しい自然などから、多くの人々に愛されている場所です。訪れることで、日本古来の信仰や歴史に触れるだけでなく、心身ともに癒されることでしょう。


大和国一之宮大神神社

三輪山の麓にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、古事記や日本書紀にも登場し、日本最古の神社の一つとされています。大神神社は、大和国一之宮であり、多くの参拝者が訪れる重要な神社です。また、三輪山には大小さまざまな磐座(いわくら)があり、神々が降臨したとされる場所が点在しています。

三輪山周辺の見どころ

  1. 大神神社:三輪山の麓に位置する大神神社は、日本最古の神社の一つとされています。古事記や日本書紀にも登場し、天照大神や素盞鳴尊を祀っています。本殿は国宝に指定されており、歴史的建築物や彫刻など見どころが多いです。
  2. 山頂磐座:三輪山の磐座は、神々が降臨したとされる場所です。磐座の周囲には大小さまざまな石が点在し、その中には神秘的な力を持つとされる巨石もあります。神社の古い縁起書には頂上の磐座いわくらに大物主大神(おおものぬしのおおかみ)中腹の磐座いわくらには大己貴神(おおなむちのかみ)、麓の磐座いわくらには少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮しずまると記されているようです。
  3. 三輪山古墳群:三輪山周辺には多くの古墳が存在し、中でも箸墓古墳は有名で、宮内庁により「大市墓(おおいちのはか)」として第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命の墓とされていますが、邪馬台国の女王卑弥呼の墓ではないかとする学説もあります。
  4. 山野辺の道(やまのべのみち):奈良県天理市から桜井市にかけての約16キロメートルの古道です。古代から中世にかけて、山城(現在の京都府)と大和(現在の奈良県)を結ぶ主要な交通ルートでした。周辺には多くの古代遺跡が点在し、古代の風情を感じることができます。特に、藤原宮跡や巻向遺跡などの重要な遺跡が近くにあり、現代では、ハイキングやウォーキングコースとして親しまれており、古道沿いには美しい自然や風景が広がっています。
  5. 藤原京跡:奈良県橿原市にある奈良時代初期(8世紀)の日本の都の遺跡です。694年から710年まで日本の都として機能し、その後平城京に遷都されました。遺跡には、大極殿や朝堂院、官庁街、住宅地などの遺構が残り、復元された建物もあります。藤原京跡は、奈良時代の都市計画や政治・文化を学ぶ上で重要な場所であり、国の史跡に指定されています。
  6. 巻向遺跡(まきむくいせき):奈良県橿原市巻向町にある飛鳥時代から奈良時代にかけての遺跡です。巻向遺跡は蘇我氏(そがし)の本拠地とされる巻向宮(まきむくみや)があったとされる場所であり、飛鳥時代の政治や文化に関連する遺跡群が点在しています。
  7. 橿原神宮:三輪山から南西に位置する橿原神宮は、日本書紀に記された神武天皇の即位の地とされています。神武天皇は、日本の初代天皇とされ、橿原神宮はそのご神体を祀っています。境内は広大で、重要文化財に指定されている楼門や拝殿など歴史的建築物が多く存在します。



まとめ

以上のように、三輪山はその歴史的背景から多くの人々に信仰されてきた神聖な場所であり、周辺には様々な見どころが満載の遺跡が点在しています。この地を訪れることで、古代信仰のあり方や、邪馬台国や卑弥呼の謎、他、大和政権や都の推定地など、日本の古代文化や歴史に触れることができます。また、古代から重要視され、政治や宗教的信仰の中心的な役割を果たしてきた場所でもあるので、神秘的なパワーを感じることができるでしょう。

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